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理不尽図鑑3(番外編):退職時の思いと退職するまでの全て

いかにして退職したか?

退職を決意した時

「アポ全然取れてねーじゃん・・やる気あんの?」
今日は朝から全くいい当たりナシで、夕方まで一件も取れず断られまくっていた。
ここ最近ボーズの日が続いており、なぜかアポがヒットしない・・
このままではマズイ・・と思っていると気持ちが落ち込み、更に悪循環になっていく・・
同期はここ最近調子がよく、立て続けにアポを取得しており、上司から褒められていた。

「クソ―・・」
同期に対して嫉妬や焦り、劣等感が日に日に膨らんでいった。
自分には才能がないのか? それとも運が味方してくれないのか?
自分だって調子がいい時はあった。先月は同期よりも多くアポを取得し、それが受注になった案件もいくつかあった。歩合を貰えるほどではなかったが・・・
なぜかいい時もあれば悪い時もあり、中々安定しない。
気持ちが落ち込んでいると尚更であり、テクニックというより自分は気合(熱意)で取るほうであった。
気分が乗っていると、立て続けに取れることも今まであった。
過去最高一日で6件取得したこともある。
しかしここ最近は全くダメであり、気持ちが乗らない・・・

そんな時に上司から叱責をくらうと溜まったもんじゃなく、くやしいという気持ちからよし次はやってやろうとだんだん思えなくなってきた。
前はそういう気持ちでメンタルを保ってきたが、今は、すでにそういう気持ちすら無くなっていた。

しかし、当初稼げるからという思いで始めたが、ただ無駄に一日300件近くの電話をかけまくっているだけで今まで稼いだという実感はほとんどなかった。
体力面では一日座って電話しているだけなので問題なかったが、精神的には相当辛い・・
お客からの断りはある程度慣れてはきたが、一番辛いのは、取れない時の焦りと、その時の上司からの叱責・・・
更に夕礼で皆の前に立ち、報告するときが一番しんどかった。
取れている者は冷たい目線で見ており、取れてない者は同情の視線を感じながら、上からは何故取れなかったのかの容赦ない詰問攻め・・
それがさすがに4日続くと精神的にかなり病んでいるのがわかり、その場にいるのがほんと辛かった。

上司や周りの人に相談しても
「気合が足りねえからじゃねぇ?」
しか言われず、自分でもなぜ取れないのかが全く分からず・・もうなすすべがなくなった。

このままこんな状況がずっと続くのか・・・「何のために仕事をしているのか?」

退職することを会社に伝えた時

アポが取れない状況が続く中、徐々に会社に行くのが出来なくなり、休みが多くなっていった。
同じように取れない人は、自然消滅していく人が今まで何人もいて、
俗に言う「バックレ」する人も・・
上司は、「また消えたか・・・」

自分もいままさに同じような運命をたどりつつある状況にいた。
休みが続くと会社に行くのがかなりしんどく、外回りの営業であれば、救いはあるが、一日事務所
にいるとある意味監禁されているような状況。
出社するなり、朝から夕方まで電話をかけ続けなければならない負担。

このままでは身が持たない・・
とうとう限界に達した朝・・
勇気を振り絞り、思い切って・・・
会社にダイヤルするのが物凄く怖く・・
番号を押す手がかなり震えているのを感じながら・・
それで前職と同様、欠勤連絡の際に上司に対して一言・・・・

「これ以上続けるのは難しいです。」
「あ、そう・・・ 分かった。」
っとガチャ切り・・・・

今回のガチャ切りは、お客からもらうガチャ切りより耳の中で今までの辛かった思いが走馬灯のようにいつまでも響いていた・・

退職日までのカウントダウン

上司に退職の意思を告げた後、しばらくして会社の人事より電話があり
「退職手続きをするので明日会社に来てください。」
欠勤連絡をしてから2時間後電話を受け、少しホッとしたような安堵感が思いをめぐった。
上司に伝えてからわずか数時間の出来事であり、あっさりと事が済んだ。

いざ退職へ

上司に退職の意思を告げた翌日、退職手続きの為に会社に行くことになったが、いつもと違いある意味・・・清々しい気持ちで会社に足を運んでいた。
会社に着くと、会社のロビーで人事部の方に連れられ、会議室にて一連の退職手続きを行った。
人事の方より
「体お大事にね・・」
と最後に慰めの言葉をいただき、営業部には顔を出すこともなく、会社をあとにした。

【考察】退職してみて思ったこと

今回も前職同様、ある意味途中で挫折して退職することになった。
退職の意思表示も電話越しであり、面と向かって言う勇気がなかったんだと思う。
別に言えなくはなかったが、その前までの体調壊して休みがちになっていたことがある意味負い目になっていた。
今回辞めた理由は本篇でも記載しているが、テレアポという仕事の性質上、運による要素が大きく、今まで取れる月もあったし、調子がいい時もあれば悪い時もある、営業だけに限らず、いい時もあれば悪い時もあるのは一緒だと思う。
ただ良い時はいいが、悪い時に上司から何か取れるようにするにはどうしたらいいかのアドバイスや励ましの言葉でもあればよかった。
それなのに取れない時には、ろくなアドバイスや励ましの言葉する無く、あるのは皆の前で吊るし上げるように詰問し、落とし込むような態度や言葉しかなく・・
そこから這い上がれるようなメンタルのタフさが無い限り、生き残るのは難しいと感じた。
これは、上司も同じような境遇の中生き残ってきた、それが実力によるものかは分からないが、それを部下にも同じ境遇に投げ出し、生き残るか、去るか、去るものはその程度かと、自分がいかに
今まで耐えて上に登りつめてきたかを自負しているような感覚ではなかったのではないかと今思えば感じている。
ある意味それが会社の方針であったのではないかと、、、それに合わない(従えない)者は敢えて追わない(来るものは拒まず、去るものは追わず)精神が根底にあったんだと・・

だから面接時においても、スキル等全く見ず、金を餌にしてどこまでやるかしてみていなく、
その会社の方針に従わない(達成できない)のであれば、去る道しかないのだな・・と。



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