「石の上にも3年」神話の崩壊!?成田空港で書類の山と上司からの叱責に耐えた日々


大空への夢から現実に・・彷徨いながらの就職活動
「叱られているうちが花だ」 そんな言葉を隠れ蓑にして、見せしめのように怒鳴り散らされる時間。 21世紀の日本で、私は「石の上に3年間座らされる」という経験をしました。
今、同じように「これが社会の厳しさだ」と自分に言い聞かせているあなたへ。
私がその石の上で、3年かけてたどり着いた「真実」をお伝えします。
当時、私はパイロットの道を断念し、大学時代に興味があった貿易事務に活路を見出し、やむなく就職活動をしていました。
そもそも新卒の際、航空会社以外就職活動をしていなかったこともあり、どのように就職活動をするかも分からない状態でした。
ただ必死で求人情報誌をチェックして商社やメーカ等大手から中小まで30社近く応募しまくりました。
企業研究や面接対策などもあまりしていなかったこともあり、面接ではろくに話すこともできず、
大学卒業後はただアルバイトをしながら受験勉強しかしていなかったこともあり、ろくに社会人経験もなかったため、アピールすることが何もない状態でした。
そんな中、やっとの思いで決まったのは成田空港での会社。仕事内容は航空貨物の輸入申告するうえで税関に書類を提出する仕事。
大好きな飛行機を見ながら仕事ができるということもあり、自宅から遠い勤務地でしたが、近くに引っ越しをして勤務することになりました。
成田空港という「巨大な歯車」の一部になった日
憧れだった空港での勤務・・成田空港。かつては『飛び立つ場所』だったそこが、いつの間にか私を『地面に縛り付ける場所』に変わりました。
待っていたのは、次から次へと来る人の顔も見えないほどの「書類の山」と、閉鎖的な空間での作業。さらに1分1秒を争う時間との闘い・・・
常に駒のように敷地内を走りまわりながら、書類を作成し、税関に提出するその繰り返しの作業をする日々。毎日書類と時間との格闘をする日々でした。
社員も少ないこともあり、一人当たりの仕事量は半端なく、一日に処理する件数としては、多い時は50件近くあり、月曜日は書類の山積み状態となります。
窓の外には次々と飛び立つ飛行機が見えるのに、私の手元には終わりの見えない書類の山。
その対比が、余計に自分を惨めにさせました。
仕事が終わった後は、体力だけは自信はありましたが、もうグッタリで飲みに行く気力も残っていませんでしたので、毎日家と成田空港との往復でした。
唯一の救いは、飛行機が飛び立つその姿を毎日見ることが出来たことだけでした。
「叱られているうちが花」という名の公開処刑
更に追い打ちをかけるように怒鳴られる環境・・
それが書類の山や時間に追われることより最も自分を苦しめてきました。
新入社員は自分ひとりしかいなく、他の社員はベテランばかり・・
仕事を覚えるまではしょうがないと自分に言い聞かせていましたが、これが半年も一年経っても
続いていました。
仕事も覚え、これといったミスもしていないはずなのに・・・何かがオカシイと思うようになりました。
そもそも、社員数もそれほど多い会社ではなかったため、直属の上司は入社した時と同じ上司でした。入社当初は、よく仕事を教えてくれましたが、徐々に仕事を覚えていく中で、自分としては
自分なりにも一人前になったという気持ちはありました。
上司に報・連・相も常に行っていましたし、仕事も卒なくこなしていましたが、ある日上司に言われた一言で、今までの辛いというより自分の中の堪忍袋の緒が切れた感覚に・・・
「お前、なにやってんだよ・・やる気あんのか。」
考察①:「叱る」と「怒鳴る」の決定的な違い
上司が言った「叱られているうちが花」という言葉。しかし、実際に行われていたのは、上司が自分の仕事のイライラをぶつけるための「感情のデトックス」に過ぎませんでした。
相手の成長を願う「叱咤」ではなく、自分の機嫌で相手を支配する「怒号」。
そこに学びは1ミリもありません。手に汗を握り、嵐が過ぎ去るのを待つだけの時間は、あなたの命を削っているのと同じです。
考察②:「石の上にも三年」の罠:そのスキル、外で使えますか?
私はその時、気づいてしまいました。 「この上司に気に入られる技術」を3年かけて磨いたとして、それは他社で1円の価値になるのか? 答えは「ノー」でした。 特定の「理不尽な人間」への対応が上手くなることは、キャリアアップではありません。それはただの「麻痺」です。
当時の私は『耐えること』が仕事だと思い込んでいました。でも今ならわかります。それは努力ではなく、ただの消耗だったんです。
考察③:限界のサインは「上司の底」が見えた時
「この人は、ただ機嫌が悪いだけだ」と冷めた目で上司を見れた瞬間。それが、あなたがその場所を卒業するタイミングです。 上司のやり方に適応するのではなく、「社会に通用する、正当なスキル」を身につけられる場所へ目を向けるべきだと、私は確信しました。
私からのメッセージ:その石は、あなたが座る場所じゃない
冷たい石の上に座らされ、下を向いて耐えた時間。 その屈辱を知っているあなただからこそ、他人の痛みがわかり、論理的で誠実な仕事ができるはずです。
「我慢の先」にあるのが「無能な上司のコピー」なら、今すぐその石から立ち上がりましょう。 あなたの本当の活躍の場は、もっと温かくて、もっと広い世界にあります。


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